
新潟県の特に上越地方の海は、長野県民が多く訪れることから、「信州の海」と言われることがある。
夏の海水浴シーズンのほか、春から秋にかけての海釣りシーズンも長野県ナンバーの車が港周辺の至る所に停まっている。
マナーの悪い釣り客の存在は、昔から問題となっている。
5月10日(日)、新潟県糸魚川市姫川港の沖堤で夜釣りをしていて、風が強くなったためボートで岸に戻ろうとして転覆。長野県民一人が死亡し、船長はいまだに行方不明だ。
この沖堤は立ち入り禁止となっている。
さらに、上越市の沖堤へ手漕ぎボート渡り、風が強くなって戻れなくなったとして、子供を含む長野県民4人が海保のヘリで救助されている。
こちらも立入禁止の堤防だった。
過去にも、立ち入り禁止の堤防に立ち入って転落して命を落とす事故もおきている。
バラ線が張りめぐらされていても、門が高くなってもイタチゴッコのようだ。
それを巧みに攻略し、堤防の2キロ先の釣り場へと向かっていく。
堤防の高さが5mあっても、海があれれば波は堤防を越える。この波に海へ引きずりこまれた者もいる。
2キロもあれば、戻るに走って10分近くかかる。海の天気は急変するから手遅れとなってしまう。
海でも山でもルールやマナーがある。それを守ることが命を守ることになる。
海も山も、ゴミと命は捨ててはいけない。
関連記事
NO IMAGE
NO IMAGE
コメント