
今年の技術選は、前半戦は天気も大荒れで選手も運営スタッフもたいへんだったようだ。
会場は白馬八方尾根スキー場で、七年連続で33回目の開催となる。このことからも八方尾根と技術選のつながりは深いことがわかる。
大会は、3月11日(水)から15日(日)まで行われた。
11日・12日は予選で、男子の上位93名女子60名が本選へ進んだ。
13日の本選でいわば準決勝のようなもので、昨年度上位(男子44名、女子17名)のシード選手と予選突破者で決勝を争う。
14日・15日の決勝は、本選を勝抜いた男子71名、女子30名で行われた。
決勝戦は、当然、コース設定も難度を増し、極限のスピードと恐怖の中で正確なターン、そしてパフォーマンスを見せなければ勝てないのが技術選だ。
予選、本選と降雪に見舞われ、膝まで雪が積もった日もあったようだが、決勝は雪も上がり、ギャラリーの熱気も最高潮となる。
最終成績は、男子は二人が同点優勝となった。その一人柏木義之(新潟県)選手は六年ぶり通算六度目の優勝、もう一人の丸山貴雄(長野県)選手は三年ぶり四度目の優勝となった。
なんと三位も二人が同点で、昨年優勝の井山敬介(北海道)と新生の藤井守之(新潟県)受賞。
女子は、青森県が生んだ飛んでけねーちゃんの佐藤麻子選手が三連覇達成。
本選で3位だったが、決勝の全五種目でトップを取り逆転での栄冠。
2位は春原優衣(長野県)、3位は金子あゆみ(新潟県)が続いた。
なお、今大会の目玉選手で、大会初参戦の元オリンピック選手、上村愛子さんの夫皆川健太郎選手は13位だった。来年以降に期待が持てる戦いぶりだったようだ。
※写真は前年の第51回大会のもの
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