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阿弥陀岳女子高生滑落事故の詳細

IMGP9113 3月8日、八ヶ岳連峰の阿弥陀岳で滑落遭難した女子高生が、救助されるまでの様子が徐々にわかってきた。
 女子高生がなぜ無傷で助かったのか。

 報道機関の情報をまとめると概ね次のようになる。

 東京都港区の高校三年の女子生徒は、関東地方の登山サークルの30代から40代の男女4人とともに1泊2日の予定で八ヶ岳連峰の阿弥陀岳(2,805m)に登山する計画だった。

 3月7日(土)朝、茅野市の美濃戸口から入山し、山小屋近くのテントサイトで1泊する。

img002 3月8日(日)阿弥陀岳に無事登頂し、下山のため中岳方面に向かっていた。天候は晴れたいたが、雪が溶けて歩きにくく、ベテランの同行者の男性がロープを出そうとしていたところ、「あっ」という女子高生の声がしたのでその方向を見ると、女子高生は岩の下に落ちて行った。

 女子高生は、南側の富士見町側に滑落した。

 同行の男性は、午後4時20分頃、110番通報で長野県警に女子高生が滑落したことを知らせた。


 女子高生は、大量の雪の斜面に滑落し200mほど落ちたが、ほとんどケガを負わなかった。

 滑落後、男性の携帯に発信したがつながらなかった。
 男性は、その後、女子高生からの着信に気付くが、携帯はつながらなかった。

 県警と地区遭対協の6人は、現場に向かったがこの日は発見できない。
 女子高生は、その晩は持っていたシュラフに体を入れ一晩を明かした。


 翌日、滑落地点から約2キロほどの沢筋を歩いていた。午前11時前、長野県警のヘリコプターに気付き手を振った。

 ヘリの救助隊も手を振る女子高生に気付き隊員が降下する。
 隊員は、滑落した女子高生であることを確認、女子高生が助かった瞬間だ。

 ヘリは、救急車が待つ臨時ヘリポートで救急隊に引き継いだ。女子生徒は、自力で歩いて救急車に乗る。

 大したけがはないが、寒さで体力を消耗しているので検査入院のため病院に搬送される。

 リーダー格の男性は、女子高生とは今回が初めての登山だったという。

 
 「九死に一生を得た」とは、まさに今回のケース。天候にも恵まれた、今晩からは信州も冬型に戻り積雪の予報となっていた。


 先月は、学習院大の生徒二人が命を落とした阿弥陀岳である。またかと頭をよぎったが、本当に無事で良かった。それもほとんど無傷とは本当に驚いた、奇跡に近い。女子高生の冷静な行動に感心する。

 生還本当におめでとう。

 
 ※写真は、美濃戸口(1,502m)にある「赤岳山荘」。登山補導所が併設されている。


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