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白馬岳四人死亡のガイドに有罪判決

画像 9年前、白馬岳でツアー登山中に女性四人が死亡した事故で、ガイドを務めていた男性に有罪判決が言い渡されました。

 本件については、既報の3月2日付けブログで、2月26日、検察がガイドに禁固3年を求刑し結審したと掲載しましたが、この裁判の判決が言い渡されましたので続報します。

 
 NHKなどによると、

 2006年10月7日、北アルプス白馬岳で登山ツアーに参加していた女性四人が、猛吹雪のため動けなくなり低体温症で亡くなった。

 この遭難事故で、ツアーを企画し、当日もガイドをしていた福岡県大牟田市の山岳ガイド田上和弘(57歳)さんが、業務上過失致死罪に問われた裁判は、2月26日に結審していたが、昨日(4/20)、長野地裁松本支部で判決が言い渡された。

 判決は、「軽率な判断で登山を続け、ガイドとしての注意義務を怠った」として執行猶予の付いた有罪判決となった。

 
 田上ガイドは、一貫して無罪を主張していたようだが、裁判長は「テレビの気象情報などから天候の悪化を予見することができた。」

 「引率した登山者の装備が不十分であり、天候が悪化すれば低体温症で死亡すると十分予測でき、途中で引き返していれば、登山者が死亡することもなかった」と指摘。

 
 その上で、「引率した登山者の生命を守る立場にあるのに、軽率な判断で登山を続け、4人を死亡させており、ガイドとしての注意義務を怠った」などとして、禁固3年の求刑に対し、禁固3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。


 山岳ガイドの弁護士は、「これまでの主張が否定された形であり、非常に残念な結果となった。無罪を主張しているので、本人と話したうえで控訴するかどうか検討する」としている。

 
 遭難事故で引率した山岳ガイドが責任を問われることは、これまであまりなかったが、改めて、ツアー登山におけるガイドに求められる責任が示された形である。
 ツアー客四名が亡くなったという責任は、とても重いということ。


 「ガイドの役割は、ツアー客を安全に家に送り届けることだ。」と語るベテランガイドの言葉には重みがあります。


 ※写真は、白馬大出集落より望む白馬三山。撮影2014年4月12日。


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