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遭難事故のガイドに禁固3年求刑

IMG_4990 2006年、白馬岳でツアー客4人が死亡した事故をめぐる裁判で、検察はツアーガイドの男性に禁固3年を求刑した。

 2006年10月7日、福岡県と熊本県のツアー客の女性5人と男女のガイド7人のパーティーが、北アルプス白馬岳稜線でブリザードにあい、低体温症で女性4名がなくなった。

 このうち2人は福岡県の60代の姉妹だったことで、いろいろ話題となった事故である。

 このツアーは、登山用品専門店ラリーグラスが募集したツアーで、当時48歳の男性ガイドと42歳の女性サブガイドが同行していた。
 助かったのはガイド二人と60代女性のみ。

 ツアーに参加した5人は、登山経験は豊富だったというが、冬山の装備は持っておらず、持っていたのフリースと雨具だったという。
 ツエルトも強風で飛ばされ、活用できなかったようだ。

 救助されたガイドは、「想像を絶するブリザードで、自分の天候の判断ミス。お客さんを亡くし一生償っていきたい」と語っていた。

 
 この男性ガイドは、「悪天候でツアーを強行した」として業務上過失致死罪に問われ、長野地裁松本支部で裁判が行われていた。
 2月26日、検察がガイドに禁固3年を求刑し結審した。判決は4月20日。

 
 読売新聞などによると、

 この裁判で検察側は、「富山地方気象台が、登山前日の10月6日から当日の7日にかけ、強風や波浪の警報、注意報を発表しており、ガイドは天候悪化を予想できた」こと。

 地形についても、「目的地の白馬山荘までは、風雪から身を守る小屋や森林がなく、天候悪化を予測していれば、小屋に引き返すことができたのに登山を続行した。その結果、4人を強風や吹雪にさらすことになった。」

 さらに、「亡くなった4人は荒天に耐えられる衣服を持っておらず、登山客の装備や服装の点検も怠った」過失があると主張。

 
 これに対しガイド側は、「前日にテレビの天気予報を見て、当日の天候は回復すると認識した。台風北上の影響で、急激な暴風雪となる現象はごくまれにしか起こらず、予測不可能だった」と主張している。
 

 この遭難事故は、ガイドの中でも様々な議論があるようで、このガイドのとった行動に疑問をなげかける者もいる。
 ツアーガイドが罪を問われた裁判は珍しく、判決の行方が注目される。


 ガイドの行動が問題となったものでは、2014年8月に富士山で起きた落石事故がある。
 この事故で、ツアーに参加していた女性が頭蓋骨骨折のケガを負っている。


 事故は、富士山九合目付近の管理者が立ち入りを禁止していたブルドーザーの通行路(ブル道)でおきた。

 落石が見えにくい夜間に、混雑する登山道をさけるため、ガイドがブル道に誘導したことが一番の問題のようだ。
 
 こんなことはもってのほかなのですが。


 話しは代わりますが、

 信州には「信州登山案内人」がいる。

 この案内人は、長野県の「信州登山案内人条例」に基づき、長野県独自の制度により登録されたガイド。
 
 登山ガイドに必要とされる一般的な知識や技術はもちろん、長野県の山々、山小屋の歴史や文化などの知識についての「信州登山案内人試験」に合格することが必要。

 前身の「長野県観光案内業条例」に基づく許可を受けていた人を含め、現在、約500人の者が、「信州登山案内人」として長野県内で活動しているとのこと。

 信州の山は、信州の山を知り尽くした案内人に、ガイドを頼むはどうでしょうか、ガイドの詳細は、各案内人や長野県内の登山案内人組合・山岳ガイド協会にどうぞ。★★信州登山案内人★★


 いずれにしても、この裁判の判決を注目したい。

 また、ガイドはちゃんと資格があり、その山の経験豊富な人に頼みたいものです。


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