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これは「アオの寒立ち」

30 - 31.jpg カモシカは信州の至る所に生息しているが、豪雪のこの冬はカモシカにとっても過酷な冬となりそうだ。

 「アオの寒立ち」とは、カモシカが寒い冬の日、崖の上などに周囲を見渡すように何時間も動かずに立っている様子のこと。

 「アオ」とは、またぎの間ではカモシカを指している。カモシカは、好奇心が強く、人間をあまり恐れない。

 長野県、富山県及び山梨県などの6県の県獣に指定されているように、東日本の里から高山帯まで広く生息。

 最近は、樹木や高山植物の食害で環境問題もおきている。電気柵やネットによる侵入防止や駆除など、様々な対策が講じられている。
 ただ、国の特別天然記念物に指定されているから厄介である。

 食べ物は、草、木の葉、芽、樹皮、果実などを食べる。積雪が多い時は、雪を掘って食物を探し、芽や樹皮を食べることもある。

 カモシカは、柔らかい雪の中を歩くのが苦手で、移動に相当な体力を使うことになる。体力を消耗する上、食べ物が少ない冬はカモシカにとって過酷だ。
 体力に見合う食料を口にできなければ死を意味する。それが自然の摂理なのかもしれない。


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