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スキーバス転落事故から30年

IMGP1554 長野市の犀川に三重交通のスキーバスが転落した事故から、1月28日で30年となる。
 あの日、日本福祉大の学生たちを乗せたバスは、スキー場へ着くことはなく真冬のダム湖に転落し、25名の尊い命が失われた。

 1985年1月28日、愛知県にある日本福祉大学の学生は、体育課の授業でスキー教室を行うため、三重交通の3台のバスに分乗し、山ノ内町の北志賀高原にある竜王スキー場をめざしていた。

 午前5時45分、最後尾を走っていた学生ら46名を乗せたバスは、長野市の犀川に架かる大安寺橋にさしかかった。
 夜明け前の車内の学生たちは、どこを走っているかもわからず熟睡したいた。

 そのとき、バスは左カーブを曲がることなく、ガードレールを突き破り厳寒の犀川ダム湖に転落してしまった。


 事故の原因は、スピードを出し過ぎ、雪が積もった道路を曲がりきれなかったと検証されている。

 上の写真は、事故現場に建つ慰霊碑です。今はない当時の橋に曲がる左カーブの名残があります。バスが落ちたところは、慰霊碑の後ろ側になります。(現在、道路は真っ直ぐに進行できるように橋も架け替えられている。)

 
 バスが落ちた時の犀川の水温は4℃、水深は4mだったという。

 日の出前の暗闇で、照明が消えた車内からの脱出は困難を極め、1年生22名と教員1名、さらに乗員2名も犠牲となってしまった。
 幸いにも21名が助かったが8名が重軽傷を負っている。

 ただ、乗車していた全盲の学生が、冷静沈着に車外へ脱出し生還したことが当時話題となった。

 この事故で三重交通は、過労運転防止違反で行政処分を受けたが、道路交通法違反では不起訴となっている。

 また、過労運転命令を問われた運行主任と、業務上過失致死傷罪及び道路交通法66条違反(過労運転)を問われた運転手(死亡)も不起訴となり物議を醸した。


IMGP1556 あの痛まし事故からもう30年が経つ、事故は風化しつつある。
 事故現場には、立派な慰霊碑が建立され、毎年、大学による慰霊行事が行われているようだ。


 慰霊碑には次のとおり刻まれている。

 湖底に沈める
 
 若き命たちの尊き思い 悲しみを

 二度とあらしめぬために



 本当に二度とこのような惨事が起きないことを切に願います。

 


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