本日 1161 人 - 昨日 3196 人 - 累計 2489711 人
  • 記事検索

RSS

上高地「山に祈る塔」の逸話

1405229303914.jpg 以前(7/3or7/20)お伝えした北ア上高地にある「山に祈る塔」に関する記事が、8月10日付け松本市民タイムスに掲載されていましたので紹介します。

 「山に祈る塔」は、北アルプスで亡くなった人たちの慰霊碑ですが、碑に刻まれた「山に祈る塔」の題字は、日本芸術院会員や日展理事を務めた書家「川村驥山(かわむらきざん)」の筆とのこと。

 刻まれている詩の作者は、「尾崎喜八(おざききはち)」で、「流転の世界 必滅の人生に 成敗はともあれ 人が傾けて 悔いることなき その純粋な愛と意欲の美しさ」と詠われています。

 自然公園財団上高地支部の若林副所長の解説によれば、「山で事故をおこそうと思って登る人はいない。何かちょっとした狂いが生じて、不幸が起こる。そんなことを考えさせ、山での事故を無くす願いが込められた詩。」と作者の心情を読み取っています。

 尾崎は「山の詩人」として知られていたようで、ウェストン祭にもたびたび参加し、新作の詩を朗読していた時期もあったようです。

 書家の川村と詩人の尾崎は、この石碑を建立した「山に祈る会」メンバーとの縁で関わったのだろうと若林副所長が述べている。

 今年、半世紀ぶりに石碑が建替えとなりましたが、これは遺族等から寄せられた浄財によるものだそうです。毎年7月1日、慰霊祭が行われます。今年も既に数人がなくなっています。彼らの名も、この碑に納められることになるのでしょうか。

 山は時には楽しく、そして優しく、時に優雅で、また儚いものですね。(N)


関連記事
「にっぽん百名山」公開録画締切迫る (06月10日)
北海道警もコンパス情報共有 (12月06日)
信州クマ目撃情報相次ぐ (06月05日)
学校登山における生徒の意識 (05月21日)
立山室堂は積雪56センチ (11月12日)
このエントリーをはてなブックマークに追加 Check
前の記事
次の記事
COMMENT
まだコメントはありません。
name.. :記憶する
e-mail.. (必須)

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):