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山岳遭難の実態から学ぶもの

IMGP5625.JPG 連続市民講座「岳問のすすめ~信州の山に学ぶ~」の、第四回「山岳遭難の実態から学ぶもの」を受講しました。

 連続市民講座「岳問のすすめ~信州の山に学ぶ~」については、4月25日のブログ記事に掲載したところですが、中々、受講することができず、本日やっと受講できました。

 この市民講座は、信州大学と読売新聞が共催で計10回開催するもので、全て無料で申込み無しで受講できます。詳細は、こちらを参照してください。【読売新聞記事】

 第4回目の今日のテーマは、長野県警山岳救助隊長の宮崎茂雄氏による「山岳救助の実態から学ぶもの」です。この講座は、今後の安全登山に生かすため、是非聴講しようと思っていたところです。
 
 講師の宮崎隊長は、1986年に山岳救助隊員となり、2011年から第12代長野県警山岳救助隊長となったようです。
 これまでに約250人を救助した実績の持ち主です。そして、今は警察庁指定の「広域技能指導官」に選ばれ、全国に出向いて指導もされているようです。

 講義では、長野県の山岳遭難の実情や実際の遭難の実例を上げて、より具体的で緊張感のある講義となりました。

 中でも、穂高連峰稜線から150m滑落し助かった男性は、ヘルメットを着用していたため、頭部に致命傷を負わず助かった事例もあるとのことで、登山者のヘルメット着用の必要性を訴えていました。

 また、滑落の際、ザックが飛んでしまうことが多いが、ウエストベルトをしっかり締めることにより、ザックが飛ばず、背骨の損傷を防ぐことにもなるという話もされました。

 登山届については、山岳ガイド協会と協定を結んだ「コンパス」(ネットによる登山届の提出システム)(5/10付けブログ参照)は、非常に県警の遭難救助に役に立っているという話がありました。
 県警がシステムにアクセスし、氏名での検索や山域での検索など、紙の登山届を回収し一枚一枚確認することを思えば、格段に時間が短縮されたようです。
 まだ利用していない方は、是非、是非利用させてもらいましょう。

 最後に隊長は、長野県警のへり「やまびこ2号」は格段に性能が向上し、山岳救助に役立っていること。
 隊長の立場では、部下は救助活動を命がけで行っているが、彼らにも家族がいるので、出来れば危険な救助には出動させたくないのが心情で、出来るだけ遭難しないよう心掛けてほしいと訴えていました。

 他の話しも役に立ったことが多かったです。山登りだけではなく、こういうう話を聞き、遭難の事例を検証することは、今後の安全登山に大いに役に立つと思います。

 どんな山でも、不注意により事故が起きているようです。里山であっても常に慎重に歩かなければいけませんね。
 今日は本当にためになりました。ありがとうございました。(N)


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