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「氷壁の真実」が明らかに

画像 井上靖の小説「氷壁」のモデルにもなった「ナイロンザイル事件」に関する展示が、上高地インフォメーションセンターで行われている。

 「ナイロンザイル事件」は、2月1日掲載のブログ「『氷壁』の真実」で紹介しているので是非ご覧いただきたいところ。
 
 昭和30年当時、「11ミリ麻ロープより8ミリのナイロンザイルは3倍の強度があり、1トンの引っ張りにも耐える。」とのメーカーの保証ザイルが売り出された。

 しかし、このザイルは、北ア前穂高岳の岩稜であっけなく切れ、岩稜会所属の三重大の若山さんが滑落死した。

 この事故の原因解明にあたったのが、亡くなった若山さんの兄の石岡氏(名大OB)である。
 石岡氏は、自ら実証実験を行うなどして、ナイロンザイルの欠点と、メーカーの過失を究明していく。
 この石岡氏の20年にも及ぶ戦いが「ナイロンザイル事件」だ。

 写真は、大町市山岳博物館の展示されているものだが、今回は石岡氏ゆかりの上高地で、実験の様子の写真など約200点が展示されているとのこと。
 展示を見れば、石岡氏の事件解明への執念と、当時の山岳会の存在意義を感じることができるはず。
 展示会は、8月末まで開催。夏山の帰路には立ち寄ってほしいところ。(N)


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