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消防が行う山岳救助

画像 山岳救助と言うと、警察の山岳遭難救助隊やいわゆる遭対協の救助隊が一般的である。しかし、消防が行う山岳救助を忘れてはいけない。(写真:長野県消防防災ヘリ「アルプス」機種はベル412)

 山岳救助の定義もはっきりしないが、三千メートル級の山域における救助は、基本的には警察あるいは要請を受けた遭対協救助隊が行っているようだ。

画像 長野県内の消防本部で専任の山岳救助隊を置いているところはなく、山岳救助専門の装備を備え日頃から訓練を行っているところもない。

断っておきたいが、志ある消防レスキュー隊員が個人で装備を購入し訓練を行い、山岳救助を行う装備と技術を備えている者がいることは付け加えたい。
 
 そこで、消防が行う山岳救助は、ヘリコプターを活用したものが一般的で、長野県においては、消防防災ヘリ「アルプス」と県内の消防本部から選りすぐれた隊員により、全国でも有数の救助活動を行っている。

 そして、山岳救助現場のような高高度でのヘリによる救助は、ヘリコプターの操縦、隊員の救助活動は極めて高度な技術と精神力が要求される。この困難さから、過去には事故による二次災害が発生している。 

 2009年9月11日には、岐阜県消防防災航空隊ヘリが奥穂高岳で救助活動中に墜落し、隊員ら3名が死亡。また、2010年7月25日には、埼玉県消防防災航空隊ヘリが秩父市の滝川ぶどう沢付近で救助活動中に墜落し、隊員ら5名が死亡している。

 なお、消防としても東京消防庁が多摩地域などを管轄する消防署に、特別救助隊に兼任させ山岳救助隊を編成している事例がある。ただ東京都の最高峰は「雲取山(2017m)」である。
 長野県の消防本部でも、2000m級の里山においては、当然、地上部隊が救助活動を行っている。

 最後に、我々登山をする者は、十分な装備を備え、綿密な計画を練り無理なく安全な山行が行えるようにしなければならないし、ある程度のリスクに対するセルレスキューの技術も身に付けることが、各方面の救助隊のお世話にならないことに多少なりとも通じると考える。(N)


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COMMENT
[1] n | 2014/01/28 19:08
 先日、長野県消防防災ヘリ「アルプス」による傷病者救助数が、2,000人を突破したと県から発表された。消防防災航空隊発足から間もなく16年とのこと。今の時代、ヘリコプターによる救助や救急搬送は欠かせないものですね。
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