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H29山岳遭難2583件で高止まり?

 平成29年中に発生した全国の山岳遭難件数が、警察庁から発表になりましたが、これをどう読めばいいのか。

 先日、警察庁が発表した平成29年中に全国で発生した山岳遭難の状況は、発生件数が2583件、遭難者数が3111人となっている。

 遭難者のうち、死者行方不明者は354人、負傷者は1,208人だった。
件数や遭難者など、いずれも前年より増加しているが、2年前と比較するとそれほどでもない。この3年間は高止まりではないかと思う。

 警察庁の説明では、発生件数、遭難者数は、統計の残る昭和36年以降最も高い数値を示したとしているが、そもそも警察がまとめる数値は、警察が覚知したものを集計したもの。

 たとえば、けがをしても自力で下山した場合、仲間だけで救助したもの、消防のみ救助し警察に通報がなかったものなどは集計されないこともある。この傾向は過去にさかのぼるほど高い。

 また、遭難者自身の通報が、携帯電話の普及ともに増えてきたことで、警察が認知しやすくなった。携帯電話の契約件数は最近の10年間で4割ほど増加している。昨年、携帯電話による通報は全体の77%となっていることからも裏付けられる。

 通信手段でおやっと思ったのが無線による通報が増えたことである。平成27年と平成28年はたった2件に過ぎなかったのが、昨年は12件に増えたことだ。アマチュア無線機の携行が増えてきたのかもしれないが根拠がない。ツアー登山のリーダーなどは、是非持参してほしいものだ。


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