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「アルプス」の意義とは

群馬訓練 長野県消防防災ヘリ「アルプス」が今までに救助した人数は、実に二千人以上。

 去る3月5日に長野県の消防防災ヘリコプター「アルプス」の事故が起きてから3週間が経ちました。

 連日のように紙面を賑わした事故の記事も、記事が載らない日の方が多くなってきました。関心も薄れてしまうのは仕方ないですが、「アルプス」と救助隊が残した輝かしい功績は忘れないでほしい。

 長野県の消防防災航空隊は平成9年9月に発隊し、今年20年をむかえる予定だった。その夢はかなわなかったのは残念で仕方ない。

 「アルプス」の救助活動は全国でも有数である。全国には76機の消防ヘリがあるが、「アルプス」は1機でこの広い信州を守ってきた。

 さらに76機の消防ヘリで、三千メートルを超える山岳で救助を行えるのは、「アルプス」を含め4機のみだった。
 「アルプス」の他には、富山県の「とやま」、山梨県の「あかふじ」、静岡県の「オレンジアロー」である。

 岐阜県は北アルプスを抱えているが、消防防災ヘリは「若鮎Ⅰ」がジャンダルムで事故を起こして以来行わないことになった。
 もっぱら県警に頼っているようだ。

 そういう状況で、北アルプスにおける「アルプス」の活動は絶対だったはず。「アルプス」がこれまでに救助した人員はなんと二千名を超え、その勲章を一つ一つ積み重ねていたのだが、、、。

 「アルプス」がいなくなった今、信州における山岳救助は、大きな岐路にたっていることは間違いないだろう。これは、登山する者も一緒に考えてほしいもの。
 長野県が仮にまた消防ヘリをもつとした場合、導入までには早くても2、3年はかかるという。

 消防ヘリの導入経費は、国の財政支援はあるにせよ、果たして、長野県民の負担で賄われることでいいのだろうか。あらためて考える契機ともなってほしい。
 そして、彼らがなぜ厳し環境で訓練を実施しなければならなかったか、それは誰のためだったのか。今、考えるときだ。


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