本日 887 人 - 昨日 3283 人 - 累計 1536168 人 サイトマップ
  • 記事検索

RSS

救助活動中の男性死亡で賠償命令

 7年前に、北海道の積丹岳で遭難した男性を、救助活動中に滑落させた事故で、最高裁は警察の過失を認定。

 注目の裁判の判決が確定しました。

 警察による救助活動中の事故で、どこまで責任が及ぶのか、過失はどこにあったのかなど、注目する点が多い裁判でした。

 雪山での山岳救助は、大変過酷な環境での活動で救助隊員も命がけで活動をします。命がけで救助活動をして、失敗をすれば責任を問われるなら行かない方がいいのでしょうか。
 自己責任の世界と言われる登山ですが、それはそれということでしょうか。

 この裁判の結果が、今後の山岳救助活動が後退することがないよう願いたいものです。


 過去の関連ブログはこちら積丹岳遭難事故裁判を追う

 この裁判の概要は、NHKが次のとおり報じています

 
 7年前、北海道の積丹岳で遭難した男性が警察の救助活動中に滑落して死亡したことをめぐり、遺族が道に賠償を求めた裁判で、最高裁判所は、道の上告を退ける決定を出し、およそ1800万円の賠償を命じた判決が確定しました。

 7年前、北海道の積丹岳で遭難した札幌市の会社員、藤原隆一さん(当時38)が警察の救助活動中に、ストレッチャーに乗せられた状態で滑落して死亡した事故をめぐっては、藤原さんの両親が道に賠償を求める訴えを起こしました。

 1審の札幌地方裁判所は、救助活動に過失があったと認めたうえで、およそ1200万円の賠償を命じました。
 また、2審の札幌高等裁判所も「交代する救助隊員が到着する前に、ストレッチャーのそばから離れた隊員らの行動は合理的とは認められない」などとして過失があったと認め、1審よりも賠償の額を増やし、およそ1800万円の支払いを命じました。

 これに対して道が上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の大谷剛彦裁判長は1日までに上告を退ける決定を出し、道に賠償を命じた判決が確定しました。


 以上、NHK NEWS WEB


関連記事
八ヶ岳連峰天狗岳で低体温症で死亡 (12月29日)
対馬で登山中の韓国人不明 (09月05日)
那須岳雪崩事故の概要分かる (03月29日)
新潟 赤男山で男性二人遭難 (09月16日)
島根県部長の生還劇 (10月24日)
このエントリーをはてなブックマークに追加 Check

前の記事 次の記事
COMMENT
なお、仄聞ですが、裁判とは別に、道内山岳会メンバーの中には「事故以降、道警では相当力を入れて、救助隊を養成している。訓練はもとより、実際の救助場面でもパワーアップを感じた」と発言した人もいるようで、先ずは何よりと感じます。
 なお、地裁の判決文では、ハイマツの枝が折れたのかについては触れていませんが、どうも適切な結び方ではなかったためテープが枝から抜けてしまったようでした。
| FUKUSHIMA | 2016/12/18 00:28 |
 過去に山岳経験をしたことから、この判決の重要性に関心を持っています。
 確定した判決は、山岳遭難救助は警察の本来業務であるとして、民間個人の救助活動が過失責任を問われないのに対して、消防の救急活動と同様に警察には過失責任が問われることにされたことが重要だと思います。
 このため、警察の遭難救助は、義務として行うことになるため、急いで救助技術を高めてもらわないと同じような事故を繰り返すことになりかねないと思います(大切な遭難者を確保するための支点の取り方も知らないなど、道警の技術は相当低レベルではないかと思います)。
早急に、救助隊リーダー・対策本部リーダーを対象にした研修・訓練を行う必要があります。
 また、自治体・民間・官公署などの関係者でつくる遭難対策協議会活動の見直しも検討しておいたほうが良いと思います。

☆それよりも関心があるのは、支点としていたハイマツが折れたのか、それともハイマツに固定したロープが外れたのかがよく判りません。高裁での事実認定の内容を御存じの方は誰かいませんか?
| FUKUSHIMA | 2016/12/12 11:04 |
日本人の質の低下?(もちろん訴えたほう)
仕事中の遭難ならまだよし、命を懸けて救助する人にも家族がいる。
この裁判長の氏名はしっかりメモしました。
選挙のときまでメモ用紙なくさないように気をつけようっと。

| 山姥 | 2016/12/05 15:26 |
https://rindow33kai.grupo.jp/blog/1397322
善意の行動ではなく、プロとして確実に救助できると判断できない限り出動するなということですかね。家族は、命を懸けても良いという民間救助プロを雇って救助依頼する時代かもしれませんね。8600万円の価値があると認めてるので、そこまで出す覚悟はあるでしょう。
| deakot | 2016/12/03 21:59 |
積丹岳訴訟の最高裁判決について、救助に行って過失を問われて損害賠償なんてあり得ない。
道警も、今後遭難救助はしなくていいのではないでしょうか?
救助に行って訴えられるかもしれないので救助しません!
家族で助けに言ってくださいと言っていいと思います。
裁判所の良識は無いのか?
市民感情とかけ離れた裁判所はいらない!
| H,Yamamoto | 2016/12/02 09:30 |
name.. :記憶する
e-mail.. (必須)

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):