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11月は遭難が激減する

 例年、11月に入ると遭難が激減する。これはもちろん登山シーズンが終わることを意味している。

 平成27年11月の遭難件数はわずかに4件に過ぎない。夏山シーズン(7月・8月)の平均が月50件であるから、実に1割にも満たないのだ。
 もちろん年間では遭難が一番少ない月と言える。

 ただ、4件5人の遭難のうち2件2人は死亡事故で他の2件3人は道迷い遭難となっている。

 死亡事故の2件とは、11月3日に発生した南ア仙丈ヶ岳での60代男性の滑落死亡事故、11月28日に発生した秩父山系甲武信ヶ岳での60代男性の病死事案である。

 死亡率4割と聞くとびっくりするが、これは平成27年が例外と言っても良い。

 と言うのは、最近の三か年では、11月の遭難件数は計19件20人で死亡事故は3件3人に過ぎない。平均すれば死亡率は15%である。
 通年の死亡事故率は、三か年平均で18%であるので、それよりは低くなっている。

 なお、最近の三か年の死亡事故3件のうち、もう1件は平成25年に発生した仙丈ヶ岳での低体温症による50代男性の死亡事案である。

 3件中2件が仙丈での遭難というのは何か意味があるのか、ないのかは不明である。


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