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犬に助けられた91歳と14歳

 先日、遭難した91歳の男性が、二匹の犬と抱き合い寒さをしのぎ、無事に救助された遭難事故があった。
 海外でも、遭難した14歳の少年が犬のお陰で助かったという報道があった。

 犬の体温は、人間より高いと言われ、大型犬では平均体温が37.5度~39度前後だという。

 当然、犬を抱けば温かいと感じるはずだ。


 10月14日、宮城県の山中にマツタケ採りに出かけた91歳の男性が、斜面を滑落し遭難した。

 遭難した翌未明の最低気温5℃だったというから、この時期にしてはかなりの寒さを感じたはずだ。

 男性は翌日、無事に発見されたのだが、この時、一緒にいたのが飼い犬の秋田犬と雑種の中型犬だったという。

 遭難した夜は、秋田犬が男性に覆いかぶさり、雑種が脇に寄り添ったため、暖がとれたという。
 よって、男性は、低体温症になることもなく、無事救助につながった。

 以上は、日本で起きた生還劇の話。実は海外でも、これと同様に遭難し犬に助けられたという遭難事故が発生していた。


 2016年7月17日、メキシコのコアウイラ州東シエラマドレ山脈で、ボーイスカウトのサマーキャンプに参加していた14歳の少年が遭難した。

 少年は、「クンブレス・デ・モンテレイ国立公園」の西側で、薪探しに没頭して仲間の姿を見失い、渓谷で足を滑らせ負傷して動けなくなってしまったようだ。

 亜熱帯半乾燥地気候のため乾燥に強い植物以外は生えない岩山に囲まれ、怪我の痛みと喉の渇きとで、少年は心身ともに消耗していったという。

 そして、遭難した少年のところにラブラドール・レトリバーが現れ、少年と一緒に木陰で過ごし、夜の急激な気温低下には温かい体を膝に乗せて抱きながら眠ったという。

 また、のどの渇いた少年を、水たまりに誘導したというから驚きだ。

 少年は、遭難から44時間後に無事発見救助されたが、命に別条がなかったという。

 この少年を助けた犬は、少年の家の飼い犬ではなく、まったく他人の飼い犬だったようだ。
 この生還劇は、犬が少年を発見し、ずっとそばにいたことに尽きる。

 
 犬は人間に対する忠誠心がある。山に入る機会の多い方は、犬を飼う、それも中型犬以上が良いだろう。


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