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八ヶ岳殺人山行

画像 「八ヶ岳殺人山行」は、八ヶ岳連峰での架空の殺人事件を題材にしたミステリー小説のタイトルである。

 小説の話をする前にちょっと余談を、、。


 「山を登る人に悪い人はいない」と山に登る人がよく言う。山に登らない人は、「平地にも良い人がいっぱいいる」と言葉を返す。

 山小屋や登山道で、殺人事件が起きたという話は聞いたことがない。山ですれ違う人は、どこの誰であろうとほとんどの人は挨拶を交わす。街中ではありえないことだ。見ず知らずの人に挨拶することはほとんど無いでしょう。ましてや、一人でいる異性に話しかけるのは、軟派に疑われてしまう。

 今年に入って、信州の北信五岳の一つで長野市の名峰「飯縄山」である事件が起きた。

 単独で登山をしていた男性同士が、山頂付近でけんかをしたという。一人は殴られ意識朦朧とし、なんと長野県消防防災ヘリで救助され病院搬送されている。
 殴った男性は、その後傷害容疑で警察に逮捕されてしまった。目撃した別の登山者の通報により警察が認知したようだ。

 けんかとなった原因の詳細は不明であるが、余ほど癇に障ったのだろう。これも山岳遭難なのか、単なる傷害事件なのか、興味があるところ。


 さて本題です。

 「八ヶ岳殺人山行」は、「殺人山行八ヶ岳」(著者 梓林太郎)を改題し加筆修正されたものようだが、私はこちらしかしらない。

 ストーリーは、不倫をしているブティック経営の女性が、山好きの夫の殺害を不倫相手に依頼する。
 その手口は、八ヶ岳連峰の権現岳から赤岳へ単独で縦走する夫を、崖下へ突き落とし、山岳事故に見せかけて殺害するというもの。

 この企みは失敗に終わる。不倫相手の男性は、逆襲に遭い滑落し重傷を負ってしまう。しかし、不思議なことに、女性の夫は赤岳付近で滑落し遺体で発見される。ただ、その遺体には刃物による傷があったのだ。

 警察は、殺人との疑いを強め捜査が始まる。疑いの目は女性に向けられる。

 女性は、不倫相手以外に夫を殺そうとした人がいたことに驚くも、全く心当たりがない。
 女性の店にはいろいろな嫌がらせがあるが、こちらも犯人が分からない。

 そのうちに二人目の殺人山行がおきる。女性に好意を抱いていた男性が、北八ヶ岳で刃物で刺され死亡する。

 そして真犯人が逮捕される。なんと犯人は、女性の妹の旦那だったのだ。義弟は、仕事をしておらずギャンブルに興じ女性に多額の謝金をしていた。
 
 そして、女性の夫への殺人の依頼の事実をつかみ、最初の殺人山行の現場を目撃し、失敗に終わったあと、今度は自分で刃物で刺し崖下へ突き落とした。
義理の姉には、多額の保険金が入ることをねらい、義理の姉をゆすろうと考えていたもの。

 もう一人の男性も、義姉に接近する様子をみて殺害を考えたようだ。結末はあっけない。

 こんな殺人事件は絶対に起きてほしくないものだ。松本清張の黒い画集もそうであるが。山での殺人は想定もしてほしくない。
 「山に登る人に悪い人はいない」と思い続けたいものだ。


 ※写真は、文三郎尾根より権現岳。


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