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春期における雪崩に関する注意事項

 日本雪崩ネットワークは、今シーズンにおける雪崩情報の発表は4月3日で終了し、一般的な春期の注意事項を発表した。

 日本雪崩ネットワークによる、春期における一般的な注意事項は次のとおりです。


  
1)吹雪の不安定性

 一般的に春の降雪直後の不安定性は数日で解消することが多いものです。寒気を伴った低気圧の通過で降った新雪の一報を聞き、シーズン最後のパウダーを楽しもうと斜面に飛び込む前に、果たしてどの程度積雪が安定しているのか、状況を把握するように努めてください。
 もし、判断のための十分な材料を得ることができない、あるいは経験が乏しいのであれば、安全に山スキーを楽しむための鍵は地形にあります。雪崩の危険の小さい尾根や樹林帯あるいは地形が積雪を支えている斜度の緩いシンプルな斜面を選ぶことです。
 
 
2)濡れた雪の雪崩

 濡れた雪の雪崩はとても重いものです。つまり、小さなものでも簡単に人を押し流しますし、これに「地形の罠」が組み合わさると、危険度はとても高くなります。小さいからといって油断せず、注意深く対処してください。
 
  
3)ハザードとリスク
 
 自然コンディションが持つ危険であるハザードと、それに曝されることで生じるリスクを区別することは大切です。白馬や針ノ木の雪渓など雪崩の走路となるところを登る行為は、長時間、雪崩ハザードに身を曝しますので、リスクが高いルート選択です。
 よって、雪崩ハザードが相対的に高くなっていると考えられる降雪直後にそこを登る行為は、さらにリスクを押し上げる行動となります。
 上部にガスや雲が掛かり、降雪が疑われ、視界が悪い状況などは、ハザードを評価するための手掛かり(例えば、新しい雪崩の跡など)を得ることにも制限がでます。よって、状況判断の不確実性が高くなり、リスクも上がる、と理解することが大切です。


 以上


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