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コース外捜索救助費用はいくら

画像 スキー場のコース外を滑走して遭難するケースが増えていますが、その場合、捜索救助費用はいくら請求されるのだろうか。

 スキー場コース外という表現については、スキー場関係者などから異論があるのは前述のとおりですが、コース外あるいはゲレンデ外はまさに雪山と同じだ。

 捜索にあたる側も命がけとなるし、それなりの装備、資機材が必要となるのだから、山岳遭難同様の捜索費用が請求されても仕方がないところだ。


 信州野沢温泉スキー場では、例年、コース外での遭難が多発しあの手この手の対策をとってきたが、まだルールを守らないスキーヤーが後を絶たない状況である。

 
 野沢温泉村では、全国に先駆けて、「スキー場安全条例」を平成22年12月に施行し捜索救助費用の弁償に関する規定も設けた。


 野沢温泉村「スキー場安全条例」第11条(捜索救助費用の弁償)

 スキーヤーは、・・・スキー場区域に属さない区域において発生した事故により捜索救助を受けた場合は、その費用を(スキー場の)指定管理者に弁償しなければならない。

(写真の禁止看板にも費用負担が明記されている)

 これによりこれまでにも捜索救助費用の請求が行われているようだ。

 その場合、捜索救助隊員1人につき3万円から4万円(隊員の日当+保険代)だという。

 昨年1月に四人が遭難した事故では、捜索救助費用が約30万円請求されたとの話である。



 ところ変わって、富山県の立山山麓スキー場は、ホームページ上で「立山山麓スキー場利用約款」を公示している。

 その約款に「5賠償請求及び費用負担」の項目があり、次のとおり定めている。

 当社では、スキー場の行動規則、注意・禁止事項に違反した行為によって発生した一切の事故の責任を負いかねるとともに、当社に損害又は賠償費用が発生した場合には、その事故を発生させた利用者に対してこの損害の賠償又は発生した費用を請求させていただきます。

 本約款等に違反し、閉鎖されたコースや立入禁止の区域に出たスキー場利用者又はその知人等から当社に遭難救助の申告があったときは、当社単独又は当社と関係官公庁等が協力して救助活動を行いますが、当社は救助活動終了後、捜索・救助に要した人件費、雪上機器費用、索道運行費用、照明電気費用、その他発生した費用の一切を当該スキー場利用者に請求させていただきます。


◆捜索救助費用◆

 スキー場コースエリア外で救助・捜索活動が発生した場合、 理由の如何を問わずお客様に対し費用請求させていただきます。

【救助にかかる費用*1時間あたり】
・パトロール隊員 1名 20,000円
・後方支援者  1名 10,000円
・雪上車  1台 50,000円
・スノーモービル 1台 30,000円



 さらに、立入禁止区域に侵入し悪質と判断した場合

 ①券種に限らずリフト券を没収させていただきます。
 ②スキー場の再入場を固くお断り致します。

 とスキー場管理責任者名で記されている。

 とてもはっきりしていて分かりやすい。ここまで明記すれば、けん制も働くでしょうし、万が一捜索が行われた場合の費用の請求もしやすいのではないか。


 なお、野沢も立山も、警察に関する費用は山岳遭難と同じくかからない。


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