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ヘリによる山岳救助

画像 山岳遭難におけるヘリコプターの活用は飛躍的に向上し、多くの命を救ってきた。
 今では、当たり前となったヘリによる救助だが、、、。

 先日(2/24)、現在開会中の長野県議会本会議でこんな質問がでた。

 「新ながの・公明」所属の村上淳議員が、「長野県における民間ヘリコプターの活用は近年行われていないが、今後は民間ヘリの活用も大いに検討する必要があるのではないか」

 答弁に尾崎長野県警本部長が立ったが消極的なものだった。

 
 かつて信州の山岳には、民間レスキューのパイオニアで、救助の神様と言われた「篠原」さんがいた。

 彼は、「トーホーエアーレスキュー」という会社の社長であり、自ら救助の現場で活動する救助隊員だった。

 マンガ「岳」では、会社の情けでレスキューを行っている赤字営業所の牧所長が篠原さんをモデルにしたというが、全く違う人物で失礼な話だ。

 実在した篠原さんは、マンガの牧所長とは違う存在である。


 本当の篠原さんは、元は東邦航空の松本営業所長だったが、独立し「トーホーエアーレスキュー」という会社を、2001年に設立し、1700回の出動で2000人以上の遭難者を救助した。

 しかし、2004年1月、北ア鹿島槍ヶ岳での遭難者の救助活動中に、ヘリから転落して命を落としてしまう。


 篠原さんは、ヘリから吊るした救助ネットに要救助者4人を収容し、自分もネットに治まるはずだったが、ネットには彼の片方の登山靴だけ残っていた。

 ヘリ救助の実績は長野県で一番。それは、全国でも一番を意味する。

 しかし、この事故を契機に、民間ヘリによる救助は積極的には行われなくなった。


 ただ、まったくゼロではない。

 長野県の平成26年中の山岳遭難で、ヘリコプターの遭難出動件数は212件。
 
 このうち6件は民間ヘリが出動し、5人を救助(うち1名は遺体収容)している。
 山域は、1件の槍ヶ岳を除けば残りは全て穂高連峰だった。この一帯は、涸沢や槍にヘリポートがあることから、民間ヘリは搬送のみを担当したに過ぎないかもしれない。 

 現在では、ほとんどが警察や消防防災のヘリコプターによる救助と言っても間違いはないだろう。

 警察や消防防災ヘリは無料だからと、安易に救助を要請しているとは思いたくないが、ヘリコプター救助の有料化と民間レスキューは今後とも議論のあるところだろう。


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