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検証 学習院大阿弥陀岳遭難事故③

中阿弥陀8019 今年2月、学習院大学山岳部の学生二人が、八ヶ岳連峰の阿弥陀岳で遭難し亡くなった事故について、11月14日、11月21日に続き、「検証 学習院大阿弥陀岳遭難事故③」をお伝えします。

 山行3日目、いよいよ行方不明の学生二人の捜索が始まる。二人はどうなったのか?

前号①はこちら
前号②はこちら

 おことわり、実際の報告書では全て実名で表記されていますが、本ブログでは個人のプライバシーに配慮し次のとおり表記します。ご了承ください。

 5人パーティーの主将で4年の男子学生をCL、2年の男子学生のサブリーダーをSL、もう一人の2年の男子学生をA、1年の男子学生をB、1年で唯一の女子学生をC。
 今回の山行に参加していない山岳部の副将をS、三年の男子学生をUとGとする。



(前号②の続き)


【行動】平成27年2月10日(第3日目)
19:45 SLから連絡を受けた登山本部のGは,山岳部監督に連絡したがつながらず、ヘッドコーチにこの件を連絡する。

21:30 ヘッドコーチは、副将のSに、U及びGと出発の準備をして新宿に行くよう指示。

21:40 監督からGに連絡が入る。監督が状況を把握する。続いて、行者小屋のテント場にいるSLに連絡し詳細をしることに。

22:00 監督は、贄田山桜会(学習院大学山岳部の卒業生組織)会長と長野県警への救助隊出動要請について協議。

23:06 長野県警茅野警察署へ捜索依頼をする。
続いて、今回の山行に参加した5名の部員の家族に現地の状況を説明「翌朝から長野県警と捜索活動に入る」と。



行動軌跡【捜索開始】平成27年2月10(第3日目)

0:30 OBのN、副将S、部員U、部員GがOBのHの車に合流し、OBのT宅(山梨)へ向かう。

2:30 H、N、S、U、Gが中央道長坂インター近くで、監督及びOBのTと合流しミーティング。

4:00 T宅で装備の確認。

八ヶ岳山荘97046:00 OBを含む6人が八ヶ岳山荘(左写真)に到着。部員のUは八ヶ岳山荘で待機し、5人は出発の準備をする。

この頃、行者小屋テント場の三人が起床。
携帯電話を見ると、長野県警から着信履歴があったので、電話をかけて詳細を伝える。
 朝食をとり、凍傷箇所を確認する。
 長野県警山岳遭難救助隊、山岳部OBからなる捜索隊が到着するまで待つ。

6:15 救助隊と学習院隊が八ヶ岳山荘を車で出発。

赤岳山荘P88696:40 救助隊と学習院隊が赤岳山荘(右写真)に到着。車はここに駐車。

7:00 山荘を出発



行者小屋79708:55 行者小屋(左写真)に捜索隊到着
テントにいる三人と合流。
救助隊が三人の凍傷の幹部を確認し、ミーティング。三人はヘリコプターを使わず、自力で下山できると判断。

副将SとGは三人に付き添って下山することになる。
下山した三人は、美濃戸口から救急車で病院へ搬送される。


OBのHはテント場で待機(無線所持)。
OBのTとNは県警救助隊と共に捜索を行うことになる。

9:45 捜索隊(県警救助隊4名、OBのTとN)は、行者小屋を出発。
中岳沢経由で阿弥陀岳山頂へ向かう。

午前中は、風が強く視界不良のため、ヘリコプターは山頂付近から帰還しヘリポートで待機。

12:00 救助隊が阿弥陀岳山頂に到着し、南稜を下降しながら捜索を開始。

14:00 P3付近を救助隊が通過

15:00 青ナギで待機
天気が回復したため、ヘリによる捜索を始める。
ヘリから、立場川に伸びるトレースを確認する。
沢筋(広河原沢本谷第2ルンゼ)に、赤い点を確認し写真撮影。

16:00 立場岳山頂付近で立場川からのトレースを発見

17:00 舟山十字路に下山し、この日の捜索を終了する。
ヘリも捜索を終了

18:00 八ヶ岳山荘に戻る


(次回④へ続く)



注)これまでの関連ブログ
 ★八ヶ岳で学習院大パーティー遭難か
 ★学習院大の二人は雪の中から発見
 ★学習院大しっかり遭難事故を検証すると



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