本日 1147 人 - 昨日 2323 人 - 累計 1832421 人 サイトマップ
  • 記事検索

RSS

秋の赤岳から阿弥陀岳へ

画像 秋が深まってきた南八ヶ岳を縦走し、紅葉、霜柱、北風と移り変わる季節を肌で感じてきました。

 

 八ヶ岳の紅葉ですが、そもそも針葉樹が多いので、紅葉の名勝のように紅葉、黄葉と入り混じった紅葉にはなりません。
 どちらかと言うと、緑の中に黄色がパラパラ、そして赤がちょこっといった感じ。

 秋の山の紅葉の楽しみ方は人それぞれ、どれが良いかは主観の問題ということでしょうが。

 今回の山行は、10月2日、24時間の降水確率0%という秋晴れの日。

画像 美濃戸から南沢を上り、行者小屋より地蔵尾根を登って稜線の地蔵の頭に立つ。
 7時近い入山だったのですが、意外にも登山客は少なく拍子抜けの感じ。小屋どまりの登山客はもっと遅い入山なのか。

 地蔵尾根は、行者小屋からの取り付きで間もなく霜柱や凍土がみられ、山の季節の移り変わりを感じる。
 森林限界を抜けると、北西の風が切れ間なく吹き付け寒いと感じ、すかさずウィンドブレーカーを羽織る。

 クサリや階段の手すりの単管(鉄パイプ)も冷たく、次第に素手ではつかめなくなり、普段は上りでは手袋はしないのだが、手袋をはめての登りとなる。
 これほど寒さや冷たさを感じての山行は、今年では今回が初めて。

画像 地蔵尾根は梯子も急で、クサリ場もしっかり足場を決めて登らないと致命傷となる難所が続く。(写真は地蔵の頭より)
 
 稜線に出てからはもろに風を受けることになり、時折強く吹く風に飛ばされぬように身を屈めることも。風速は、体感で10m近いときもあったのではないか。

画像 地蔵の頭から、赤岳への稜線は富士を見ながら歩ける爽快なルートだ。この日の富士は美しい稜線がはっきり見える。今年の見納めと思ってしっかり瞼とカメラに収める。(写真は富士と赤岳)

画像 赤岳北峰にある赤岳頂上山荘脇で風を避けながらランチタイム。こんな贅沢な天空のレストランはない。本当に贅沢な時間だ。(写真は赤岳南峰頂上)

画像 赤岳から阿弥陀岳には、一旦権現岳方向へ進み西へ下る。中岳とその向こうに急峻な阿弥陀岳の雄姿を正面に捕え高度をさげていく。
 赤岳から10分ほどは本当に気が抜けない。落石と転落には注意が必要な難所だ。

画像 文三郎道分岐を過ぎ鞍部まで降りると、阿弥陀岳は中岳の影になる。中岳を超え中岳のコルに着く。阿弥陀岳が眼前にそそり立つ。(写真は阿弥陀岳東斜面)

 ここは休憩ポイント、あるいは阿弥陀岳へのザックのデポポイントにもなる。

画像 ここも富士のビューポイントだ。左の赤岳と右の権現岳の奥に富士を拝める。このシチュエーションも素晴らしい。

 さて阿弥陀岳の急登にアタック開始。梯子を上ったあとは、頼りないクサリと剥離しそうな岩場を慎重に登る。
 時間は30分ほどの登りだが、時間以上に神経を使う難所だ。

 急峻なな岩場を登りきると別世界の大パノラマは見事。富士やアルプスもいいが、八ヶ岳連峰を一望できるのがいい。
 
 慎重にコルまで降り息を整え、中岳道を行者小屋まで走るように下り、さらに美濃戸まで飛ばして2時間弱で下山完了。

画像 秋晴れの絶好の日に八ヶ岳に登れたことは幸せだ。そして膝痛にもならず無事に下山できたことはお地蔵様に感謝したい。

 今日の反省として、地蔵尾根の上部、文三郎道上部、阿弥陀岳東稜と落石や転落の危険のある場所を通るにも関わらず、メットを忘れてしまった。

 ヘルメット着用の登山者も多くすれ違い、安全登山に心がける本会としては恥ずかしい限り、気を付けたい。


関連記事
今年の一万尺は「仙丈」「乗鞍」 (12月13日)
ぶらり山歩は「笠岳」 (05月24日)
冬の八ヶ岳へ進入 (01月25日)
活火山「焼岳」を踏破 (07月14日)
鍋倉山残雪少ないが芽吹きはこれから (05月04日)
このエントリーをはてなブックマークに追加 Check

前の記事 次の記事
COMMENT
まだコメントはありません。
name.. :記憶する
e-mail.. (必須)

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):