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妙高戸隠連山国立公園に火打山あり

画像 日本百名山の「火打山」は、池塘の水鏡と火打山のコンビネーション、そして高山植物が素晴らしい山でした。

 「火打山」(ひうちやま)は、日本百名山で頚城三山(くびきさんざん)(他に焼山と妙高山)の一つです。
 今年3月に誕生した「妙高戸隠連山国立公園」にあり、新潟県妙高市と糸魚川市に跨る標高2462mの山です。

画像 南北アルプス、富士をはじめとする山々と日本海、そして佐渡島の眺望が素晴らしいことで有名です。
 豪雪によって清く潤う池塘の数々、そして高山植物の宝庫、さらにはライチョウの生息地として貴重です。


 日本百名山を選定した深田久弥氏はこの山を、
画像 「どんなに雪が降り積もっても山のすべてを覆うわけにはいかない。どこかに雪をつけない崖や岩壁がある。ところが火打だけは完璧に白かった。こんなに一点の黒もなく真白になる山は、私の知る限り加賀の白山と火打以外にはない。」
と紹介し称賛しています。(写真は、5月上旬の焼山と山頂に雲の火打山)

 深田氏が書いたように、火打山をはじめとする妙高地方は、日本有数の豪雪地帯のため、冬の間は人の入山を閉ざしてしまいます。

 雪のない時期の登山道は、木道、木段で非常によく整備され、滑落するような難所はなく危険の少ない山と言えます。
 ただし、片道(上りも下りも)9kmという道程と、上りの標準コースタイムが5時間、下りが3時間半というアプローチの長さのため、日帰り山行にあっては健脚者に限られます。


 今回のルートは、笹ヶ峰登山口からのピストンです。往復18キロの行程となります。6時半に駐車場に到着、第一駐車場最後の一台で停められました。

 ここの登山口の入山ゲートは、登山者を名峰に導くかのように立派なものです。登山届、下山届の記載台やポストも備わっています。

 このルートの特徴は、登山道の7割以上は木道と木段で整備されています。木道には滑り止めもあり非常に行き届いています。
 ただ、自分の小幅で歩けないので歩きづらい、階段の高さが合わないという人にはかえって歯がゆい道となってしまいます。

画像 歩き始めて約60分で最初のポイントの「黒沢」に着きます。清らかな清流の黒沢は、岩魚の姿が見えるかのようです。

 この先、十二曲という難所がありますが、アルプスを経験している人にはそれほどではありません。
 途中、乙見湖が眼下に見えます。

画像 黒沢から約75分で「富士見平」に着きます。晴れていれば富士山が見えるポイントですが、今日は雲の中です。
 ここは妙高山への分岐点にもなっていて、3時間ほどで妙高山の頂にたどり着きます。縦走する登山者はこのルートを利用します。

画像 富士見平を後にして間もなく焼山と火打山の見事な山容が目に入ります。黒沢岳の西側をほぼ真北に進みます。
 このあたりの登山道脇には、高山植物のリンドウ、トリカブトが目立ちます。紫に花びらは何となく落ち着きますね。(須坂高校のイメージカラーは紫です)ワタスゲもまだ咲いていました。

画像 富士見平から40分で高谷池ヒュッテに到着します。
 文字通り、火打の雪解け水を湛えた高谷池の近くに立つヒュッテは、大きな三角形の屋根が特徴で、これも豪雪に耐えるためのものでしょう。
 高谷池を挟んで仰ぎ見る火打山の景色は、百名山たる所以でしょうか。

画像 この池の右側を半周して、次の湿原「天狗の庭」に向かいます。火打を正面に20分ほど歩くと見事な池塘が現れます。

画像 苗場山の池塘も「天狗の庭」と言われていますが、苗場山はただただ広くどこまでも続くという感じですが、こちらは擂鉢の中に池塘が点在しています。
 池塘の水鏡に映る青空と雲の流れが心を研ぎ澄ましてくれます。
 池塘と火打山がマッチングは絶妙で、ビューポイントはここです。

画像 ここからやや急な登りとなります。40分で「らいちょう平」に着きます。
 今回は、ライチョウのお出迎えはありませんでした。まさか、サルに追われたのでは、、、。

画像 最後の登りは約40分です。山頂は突然が現れます。
 直径20mのがれた中央に山頂標がポツンとあります。ガスがかかった山頂では、注目するものはそれしかないのです。

 頚城三山をはじめ北アや国立公園内の山々も全く見えません。山頂周辺だけが浮き出ているのです。
 ここが標高2461.8mの名峰「火打山」の山頂です。山の天気には喧嘩できません。また登ればいいのです。


 さて、今回の山行の目的にはもう一つあります。
 アマチュア無線により交信を試みて、高山における無線機の性能を探ることです。
 持参したハンディ無線機はYAESU-FT1Dで、5Wツーメーターで発信しました。
 
 結果、上越市のNさん、糸魚川市のHさんと交信いただけました。感度も良好でした。応答はしませんでしたが、宮城県からの電波もチャッチしましてので、山での無線機の活用は相当に有効であり、結果には非常に満足しています。


 ゆっくりした時間を山頂で過ごし下山を始めます。下山の行程も9kmで、3時間を超えるものです。今日は膝がもってくれるのか、筋肉の痙攣するのではと心配はしつつ軽快に下りました。調子にのるといけないのですが、、、。

画像 その心配も空しく、富士見平からの下りで左ひざに違和感がでましたが、だましだまし歩き、ポールが杖になることもなく3時間ほどで無事下山できました。

 筋肉のけいれんは、ツムラの68を二度服用したこと、ミネラルの補充を十分に考慮したことが功を奏したのかもしれませんが、途中一度軽い痙攣しただけで大したことには至らず下山できました。痙攣も攻略しつつあります。


 一月後には紅葉で赤く染まった火打山に、二月後には真っ白な火打山になることでしょう。
 この一月が素晴らしい季節かもしれません。草紅葉の中に浮かび上がる池塘と火打を是非ご覧ください。

 道中は長く、稜線に出ると風にさらされます。山頂の気温は一桁になりますので、防寒対策と体調管理をして、山行中はペース配分に気を付けて登ってください。
 素晴らしい火打があなたを待っています。


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