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天下の名峰「甲斐駒ケ岳」山行

画像 南アルプスの甲斐駒ケ岳(2,967m)に東京在中のメンバーと日帰り登山をしました。やっぱり甲斐駒は別格です。

 日本に20座ほどある駒ヶ岳の中でも、その頂点に立つのが甲斐駒です。
 
 信州伊那谷では、木曽駒ヶ岳を西駒、甲斐駒ケ岳を東駒と、今でも呼んでいます。これは、両駒ヶ岳は伊那の山という思いがあります。

画像 甲斐駒は、花崗岩からなる白くそびえたつ鋭鋒で、独立峰に近いこともあり遠方からもその雄姿は際立っています。

 日本百名山を選定した深田久弥氏は、百名山の中から10座を選ぶとしても、甲斐駒ははずせないと述べています。


 甲斐駒への登山ルートは、日本三大急登の一つ「黒戸尾根」が有名ですが、今では南アルプス林道バスを利用しての北沢峠からのルートが一般的となりました。

 一般登山者でも日帰り登山が可能となり、多くの登山者が訪れるようになりました。

 今回(8/9)、東京支部の二人と私の三人(同級生)は、北沢峠から山頂をピストンしました。

 仙水峠コースで上り、双児山コースを下るルートですが、上り4時間、下り3時間のコースタイムでした。
 久々に良く歩いたと思います。

 東京組のために、前日(8/8)は仙流荘に宿泊しましたので、十分な打ち合せと睡眠時間を確保することができました。これは大事なことです。

画像 山登り当日、我々は5時半にバス停に並びましたが、車中泊の登山者は4時半頃から並び始めていました。

 5時半時点で、バス待ち約70人、乗車券購入待ち約30人と言ったところでしょうか。
 
 仙流荘に宿泊すれば、フロントで乗車券を購入できるので、乗車券購入のため列に並ぶ必要がなくなり助かりました。

 この日(8/9)の時刻表では、始発6時5分となっていましたが、5時35分に臨時の第1便が出発し、以下順次臨時便がでていきます。我々は第3便(5:45発)に乗車できました。

 ここの林道バスは、この方式が良くとられていますので、早く並んだ方が得です。

画像 車窓から甲斐駒ケ岳や鋸岳を仰ぎ見ながら、戸台川の渓谷沿いに林道バスは上っていきます。バスに揺られること45分、6時半過ぎに標高2000mの北沢峠に到着です。


 北沢峠では、甲斐駒や仙丈への登山者が、これから始まる山行に備え、装備の最終チェックをしながら、各々の登山口へ歩き始めます。
 せっかく早着した時間を無駄にしないことは大事なことです。

画像 甲斐駒の登山口(仙水峠コース)は、林道を山梨側にやや下り、看板に従い左に折れ長衛小屋へ向かいます。

画像 長衛小屋のテント場に、100張りほどの色鮮やかなテントの花が咲いています。
 新しくなった小屋も立派です。いつかお世話になりたいものです。

画像 長衛小屋を過ぎて橋を渡ると暫く沢筋に歩いて25分ほどで仙水小屋に到着。冷たい南アの恵で喉を潤し樹林帯へ入って行きます。

画像 樹林帯を抜けると左斜面から続く、ゴロゴロした岩の上や岩の間を歩いていきます。

画像 30分ほどで仙水峠に到着します。峠からは、甲斐駒が雄大にそびえ、いかにも我々を待ち構えている様相です。
 「あの山に登るのか」と、仰ぎ見る甲斐駒の足元にも至っていない。ここからが本当の山登りであることを認識させられます。

 仙水峠から駒津峰まで標高差500mを一気に上ります。この上りは想定どおりきついものです。私は上りでは初めて太ももがつってしまい、先行きに不安を感じさせるものとなってしまいました。(コムラケアを飲んでいたのに・・・)

画像 駒津峰までくると、眺望は格段によくなります。鳳凰三山に後方に富士が顔を出しています。南アの北岳、間ノ岳、仙丈、北アの槍穂などの名峰がはっきりと見えます。標高三位までの山が見えます。

 駒津峰でのひと時は、ここまでの疲れを忘れさせてくれる時間となりました。

画像 急登は一段落し、稜線上を多少のアップダウンをしながら、甲斐駒本体へ近づいていきます。この区間は、落差2mほどの岩場が2、3箇所あり、皆さん苦労されるポイントです。鎖もなく手や足のおき場もない、文字通り手探り状態です。必然的に皆さんが慎重になりますので渋滞も発生します。

 六方石から先は、直登コースと巻き道コースに分かれます。さてどちらを進むべきか思案どころです。足をつるまでは、直登の岩登りと決めていたのですが、岩場で足がつって身動きがとれなくなっていけません。無念ですが、三人で巻き道を進むことにしました。

 花崗岩が削れた白い砂の斜面をトラバースしていきます。魔利支天との分岐のある尾根からは、山頂に向け登っていきますが、見える頂は意外と遠く感じるものです。

画像 10時40分、甲斐駒ケ岳山頂に立つ。
 歩き始めて4時間弱、この道のりは決して楽なものでなく、容易に甲斐駒の頂には立たせないぞというものを感じました。

 それだけにこの頂は他の山とは別格です。
南アルプスに鎮座しながら独立峰のようにそびえ立つため、山頂の絶景は格別です。他の南アの山々と肩を並べ、穂高連峰や槍ヶ岳の北アルプス、乗鞍岳、御嶽山など主たる信州や山梨の山は一望できます。

画像 やっぱり山はいいと思う瞬間です。ライチョウも我々を歓迎してくれたのでしょうか。岩陰をちょこちょこと動き回って和ませてくれます。

 ここにどれほどとどまれるのか、帰りのバスの時間も気になります。16時までに北沢峠に下山しなければ野宿をしなければなりません。
 昼食をとりエネルギーを補充し、足のメンテナンス(パンテリンでマッサージ)をして、とにかく北沢峠までもってくれと願いながらのマッサージです。

画像 小一時間の休憩の後、六方岩まで同じ道を軽快に下ります。先頭を行くKさんが転倒したときはあせりましたが、事なきを得て順調な下山です。

画像 六方岩から駒津峰までは、歩きにくい道でアップダウンがあります。メンテナンスのかいなく、私は再度、太ももをつってしまいました。
 ここからは足がつる、そしてマッサージを繰り返しながらの歩行となり、今までにない試練の道のりとなりました。

 なんとか駒津峰にたどり着きます。下りルートの双児山までのルートが確認できます。鞍部へ降りて、上り返しが必要となります。ここが正念場です。

画像 双児山は片側しか開けていません。眺望も今一つでした。
画像 ここから北沢峠までは樹林帯をひたすら下ります。
 単調な歩行となるため、精神的ストレスは大きくなりますが、ここで気を抜いたら大怪我をしてしまいます。

画像 14時10分、こもれび山荘が見えたときには、安堵の気持ちでいっぱいとなりました。三人無事下山したことに感謝でいっぱいです。

 東京組みの二人を引っ張るはずが、足の不調でリズム乱してしまい申し訳なかったと思いますが、二人の予想以上の健脚には驚かされました。東京の通勤で鍛えている足は、田舎者にも劣らない健脚でした。

 下山バスの時刻表は、午後は1時と4時なのですが、乗客が集まり次第臨時便が運行され助かりました。

 我々は、14時半の便に乗車でき、終点の仙流荘に15時20分頃到着し、仙流荘の御風呂で目一杯の汗を流しました。

 50代の男3人に山歩きは、これからも続きます。このメンバーならどこでも登れそうです。次回の山行での再開を願って、それぞれ帰路につきました。


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