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雨の白馬大雪渓で2人が重傷

画像 北アルプスの白馬大雪渓で、落石や滑落で2人が骨折する重傷を負いました。

 長野県警の発表によると、

 8月17日午前7時32分頃、白馬岳から下山中の石川県の55歳男性が大雪渓で滑落し、胸骨骨折等の重傷を負った。
 夏山常駐パトロール隊員、長野県警山岳救助隊により救助され病院に収容された。

 男性は、3人パーテイで前日から一泊の予定で入山していたという。


 もう1件は、同日午前8時14分頃、ツアー登山で白馬岳に向け白馬大雪渓を登山中の東京都の75歳の女性が落石に当たり、右足を骨折等の重傷を負った。
 夏山常駐パトロール隊員、県警山岳救助隊により救助され病院に収容された。

 女性は、ツアー登山で16日から3泊の予定で猿倉から入山していたという。



 以上の2件は上りと下りの違いはありますが、17日の午前7時半から1時間の間に事故が発生しています。
 この時間帯、大雪渓では何が起きていたのでしょうか

 
 当時、白馬村には大雨注意報が発令中(03:47発令)で、白馬岳と猿倉の雨量計は降雨を観測しています。

 事故のあった7時から8時の雨量は、白馬岳で時間雨量7mm、降り始めからの累積雨量14mm、猿倉は時間11mmで累積30mmとなっていた。

 時間雨量11mmとは、「やや強い雨」の降り方で、夕立より強い雨が降っていたことになります。

 登山者の合羽には、かなり強い雨があたっていたのではないでしょうか。当然、落石の音など聞こえるはずはありません。

 
 8月1日付けで「白馬大雪渓の大崩落から10年という記事を掲載しました。
 あの2件の死亡事故のときも、大雪渓では強い雨が降っており、それが原因で崩落がおきたのではないかと推測されているところ。

 今回、あの時の教訓は生きなかったのは残念であります。


 2008年の死亡事故でも、ガイドが引率していてその判断に疑問の声が上がっていましたが、重傷した女性はツアー登山の参加者ということから推測するとガイドが同行していたと思われます。

 下山中の男性のパーテイもそうですが、雨が降っていればゴアテックスの合羽を着ていれば良いというものではありません。特にこの雪渓では的確な判断と慎重な行動が必要だと思います。

 今後のツアー日程も大事だと思いますが、登山は無事に帰宅することが一番大事です。そんなことは百も承知でしょう。

 そして、視界が利かないときは、救助活動にヘリコプターが使えないことも頭にいれておかないといけません。
 必然的に救助活動は時間がかかることになり、治療を受けるまでの時間も長くなってしまいます。場合によっては、生存率も低くなるということです。


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